『舞踊と電子音楽の夕べ』について
日本音楽舞踊会議(以下音舞会と略称)において1986年より毎年12月に渋谷のカワイミニホールにで『エルサウンド』シリーズと名をうった電子音楽作品の発表会を続けて開催していたが、私が1989年夏~1991年にかけて渡欧渡米していた期間、一時中断していた。
1991年春からはより表現の幅をもった新しい芸術創造をめざし、まず音舞会会員で我が国における的現代舞踊の代表的存在だった芙二三枝子氏と話し合った。そして互いに意気投合し、音舞会所属の作曲家を中心とした作曲グループと、芙二三枝子氏とそのお弟子達にとる舞踊家のグループによるコラボレーションが実現した。
この催のスローガンについては、ジャーナチズムに配布された案内文に以下のように書かれている。
『舞踊と電子音楽の夕べ』は、単に聴覚的表現と視覚的表現を一体化するのみにとどまらず、ハイテクを駆使して制作した音響と、踊りという人間の根源的な肉体表現との結合、前衛的な先端性と大衆性との共存など、多様な要素を総合し、新しく、かつ力強い表現力を持つ、総合芸術の創造をめざしております。
この催は 第1回 『舞踊と電子音楽の夕べ』 1993年1月27日 セシオン杉並 第2回 『舞踊と電子音楽の夕べ』 テーマ【顔】1995年5月15日 セシオン杉並 第3回 『舞踊と電子音楽の夕べ』 テーマ【個の阿吽】1996年12月16日 セシオン杉並 と 3回行われたが、種々の事情によりこの催事態は3回で終わった。 しかし、次の作品は その発展型とみなせるので、ここまでを、この範疇に入る催として 紹介しておく 舞踊と電子音楽のための作品 『妣』 井上恵美子モダンダンスリサイタル 作曲:中島洋一 1998年10月28、29日 草月ホール
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